NFTの売買でとても面倒なのが「税金」計算。中でも確定申告のために必要な“損益計算”はイーサリアムの価格変動など試算が複雑で時間がかかりますよね。
そんな「NFTの損益計算」をかなり正確に自動で算出してくれる“NFT損益わかるくん”が神ツールだと話題です。
今回は“NFT損益わかるくん”についてご紹介します。
この記事を読んでわかること
- NFT損益わかるくんの概要
- NFT損益わかるくんのはじめ方
- NFT損益わかるくんの使い方

NFT総資産(含み益)300万円以上を保有する私リコが解説します。
・4歳の長女が描いた絵をNFT化して2ヶ月で7作品販売
・「子供の書いた絵を世界で1枚の作品にする方法」のKindlr本を出版→Amazon無料ランキング3部門1位
・保有NFT総資産(含み益)は300万円
・仮装通貨で積み立て投資中
NFT損益わかるくんとは
はじめに「NFT損益わかるくん」についてご紹介します。


無料で使えるNFTの損益計算ツール
「NFT損益わかるくん」は無料で使えるNFT損益計算ツールです。(※)
※無料で使えるのは期間限定
制作者はむなかた@建築家じゃないほう さんという、NFT界では知らない人がいないぐらい有名なスーパーエンジニアです。
ウォレット接続だけでOK


「NFT損益わかるくん」はウォレットを接続するだけで自動的にNFTの損益計算をしてくれます。
「ウォレット接続くん」に登録していれば、複数のウォレットの計算が可能です。
対応しているブロックチェーンは2つです。
- イーサリアム
- ポリゴン
BNBチェーンやSolanaチェーンは対応外なのでご注意ください。
「NFT損益わかるくん」でできることは次の3つです。
- イーサリアム・ポリゴンの平均取得単価の計算
- NFTの売買益の計算
- NFTの為替変動による損益計算
NFT損益わかるくんのはじめ方
続いて「NFT損益わかるくん」のはじめ方をご紹介します。
「NFT損益わかるくん」は3つのステップではじめられます。
- 公式URLにアクセス
- ウォレットを接続
- AlchemyのAPIキーを取得→入力
それぞれ詳しくご説明します。
※今回はスマホの操作画面となります。
1.公式URLにアクセス
はじめに公式サイトにアクセスします。
公式サイトはこちら↓↓
2.ウォレットを接続
公式サイトに飛んだらウォレットを接続します。


「接続しますか?」というメッセージが出てくるので署名してください。


3.AlchemyのAPIキーを入力
はじめて使用する場合はAlchemyのAPIキーを入力する必要があります。
APIキーの取得はむなかたさんの記事を参考にしてください↓↓
無料で取得が可能です。
イーサリアムチェーン・ポリゴンチェーンともにAPIキーを取得したらそれぞれ入力して「計算開始」をタップすると使えるようになります。


NFT損益わかるくんの使い方


ここでは「NFT損益わかるくん 」の使い方をご説明します。
「NFT損益わかるくん 」で確認できることは次の3つです。
- 平均取得単価の確認
- 売買損益の確認
- 為替差損益の確認
それぞれ詳しくご説明します。
平均取得単価の確認
接続したウォレットに記録されている入金(売上)・出金(支出)から総平均法で自動試算した平均取得単価を確認できます。


平均取得単価は為替差による損益を計算するのに使用します。



自分で全てやろうとすると、ひとつひとつの取引時のレートを調べなければいけません…
それを一瞬で計算してくれるので本当に助かりますね。
売買損益の確認
「NFT損益わかるくん」ではNFTの売買損益も確認ができます。


- 自分が作ったNFTの売却益
- 購入して転売したときの売却益
2は購入金額と売却金額が一緒に表示されるのでとても分かりやすいですね。


為替差損益の確認
自動試算された平均取得単価をコピペすると、為替差損益も自動で計算してくれます。


例えば2ETHのNFTを買うためにイーサリアムを1ETH=10万円、計20万円で購入したとします。
しかしNFTを購入するときに1ETH=20万円に値上がりしたため、購入した2ETHのうち1ETHしか支払いませんでした。
▶このとき実質10万円の利益が発生しているため、10万円が収益となり課税対象となります。
つまり自動試算された平均取得単価より
- イーサリアムのレートが高い時に購入したNFTに対しては収益が発生
- 低い時に購入したNFTに対しては損が発生
することになります。
これも自分で計算しようとすると気が遠くなりますが「NFT損益わかるくん」なら平均取得単価を貼り付けるだけで試算してくれます。



控えめに言って神ツールですね…!!
NFT損益わかるくんの注意点


最後に「NFT損益わかるくん」の注意点をご紹介します。
税務のプロが制作したわけではない
むなかたさんはエンジニアであって、税務のプロではありません。
ご本人も参考書籍などを拝見されながら制作はしたがあくまで補助ツールとして使用し、申告内容は自己責任でと発信しています。
とても便利なツールですが、税務処理に特化したツールではないので内容は必ず自分で確認するようにしましょう。
開発中なのでトラブルもある
「NFT損益わかるくん」はまだ開発中のため、抽出内容に一部トラブルもあります。



私のデータも一部、試算が重複しているところがありそうです。
開発中であることを念頭において使用するようにしましょう。
無料は期間限定
「NFT損益わかるくん」は現在は無料で使えますが、期間限定です。
無料期間終了後も「NFT損益わかるくん」を使いたい場合は、むなかたさんが2023年5月に発行予定のNFTの購入が必要です。



「NFT損益わかるくん」以外にも、むなかたさんが開発されたNFT関連ツールが使えるそうなのでNFT投資をしている人は必見ですね。
NFT税金計算補助ツール「NFT損益わかるくん」まとめ
今回は複雑なNFTの税金計算を補助してくれる神ツール「NFT損益わかるくん」についてご紹介しました。
「NFT損益わかるくん」はエンジニア・むなかたさんが制作したNFTの売買損益計算ツールです。
「NFT損益わかるくん」では次の3つのことが確認できます。
- 平均取得単価の確認
- 売買損益の確認
- 為替差損益の確認
「NFT損益わかるくん」を始めるために必要なステップは次の3つです。
- 公式URLにアクセス
- ウォレットを接続
- AlchemyのAPIキーを取得→入力
とても便利な神ツールですが、注意点が3つあります。
- 税務のプロが制作したわけではない
- 開発中なのでトラブルもある
- 無料は期間限定
NFTの税金を計算したいのに損益計算が面倒でできない…!という方は今回の記事を参考に「NFT損益わかるくん」を使ってみてくださいね。
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