子どものイラストをNFTにして販売してみたいと思っても、やはり不安なのは「売れるかどうか」ではないでしょうか。
結論から言うと、子どものイラストのNFTは出品するだけでは売れません。が、「まず1枚を売る」コツを実践すれば売れる可能性は十分にあります。

実際に4歳長女の絵をNFT化した私「Riko」がご説明します。
・4歳の長女が描いた絵をNFT化して2ヶ月で7作品販売
・「子供の書いた絵を世界で1枚の作品にする方法」のKindlr本を出版→Amazon無料ランキング3部門1位
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今回は子どものイラストのNFTを「まず1枚を売る」コツをご紹介します。
この記事を読んでわかること
- NFTアートが売れない理由
- NFTアートをまず1枚売る方法
子どものイラストのNFTが売れない理由



はじめに子どものイラストのNFTが売れない理由を、3つご紹介します。
①誰も知らないから
一番は“誰も知らないから”です。
NFT初心者がまず出品すべきNFTマーケットである「Opensea」は、2022年1月時点で約8,000万点のNFTが全世界から出品されています。
Openseaに出品したからといって、誰かがその作品をすぐに見てくれるわけではないのです。



知られていないから買ってもらえない。これが子どものイラストのNFTが売れない最大の理由です。
NFT初心者に「Opensea」がおすすめな理由は?
NFT初心者がまず出品すべきNFTマーケットが「Opensea」である理由は、「Opensea」が世界最大のマーケットであり、誰でも出品ができるからです。
世界最大のマーケットということは、そこで購入できる人も多いということです。
日本でも多くの人が使っていることもあり、使い方やエラーへの対処法なども調べたらすぐに出てきます。
また出品時にウォレットが必要であるということ以外、大きな制限はありません。
他のマーケットでは招待制であることもあります。
「Opensea」がNFT初心者におすすめの理由~登録・出品方法はこちらの記事をどうぞ↓


②絵だけで売ろうとしているから
次に「絵だけで売ろうとしているから」という理由が挙げられます。
現在、NFTには日本のクリエイターたちが多く出品しています。画力でいえば、プロのクリエイターに子どものイラストでは勝てません。



子どものイラストのNFTは「画力」「クオリティ」以外の点で勝負しなければいけないということですね。
ただ描いただけのイラストや、コレクションの統一性がない子どものNFTはなかなか売れないでしょう。
③価格設定が合っていないから
最後の理由としては「価格設定が合っていないから」が挙げられます。
Openseaには現在、2種類のブロックチェーンでの出品が可能です。
- イーサリアム
- ポリゴン
それぞれに特徴がありますが、大きな違いは【ガス代(手数料)の価格】です。
【ガス代(手数料)について】
- イーサリアムは購入時にガス代(手数料)が多くかかる
- ポリゴンは購入時にガス代(手数料)がほぼかからない
例えば私の場合、はじめ長女の作品はイーサリアムネットワークで出品していました。
無名だったため、価格は0.003ETH(出品当時の日本円で1,000円相当)と比較的手ごろな価格設定にしていました。
ところがイーサリアムネットワークの場合、購入時もガス代がかかってしまい、長女の絵を購入しようとすると5,000円相当の手数料がかかってしまうため、全く売れませんでした。



絵の価値より、手数料の方が高かったんですね。
子どものイラストのNFTを「まず1枚を売る」コツ
これまで「子どものイラストのNFTが売れない理由」をご紹介しました。



ここでは子どものイラストのNFTを「まず1枚売る3つのコツ」をご紹介します。
①とにかく宣伝する
「誰も知らない」ことが売れない理由なので、とにかく宣伝して知ってもらいましょう。
具体的な宣伝方法は次の通りです。
- Twitterアカウントを作成する
- 「#NFT宣伝枠」「#NFT紹介枠」といったハッシュタグのツイートを探し、リプ欄にコレクションを宣伝する
- 「#NFT買います」企画にNFTを紹介していく
- 「#NFTGiveaway」や「#NFT買います」企画をして、フォロワーを増やしていく
NFTの主戦場はTwitterです。
Twitterでは多くの人が「リプ欄開放しているので、宣伝してください」とNFTコレクションを宣伝する場を提供してくれています。
また、フォロワー獲得を目的に「#NFT買います」企画も多く開催されています。
そういった場所には積極的に宣伝していきましょう。



実際に長女の作品も「#NFT買います」企画で数枚購入されました。
自身のTwitterアカウントのフォロワー数を増やしていくことも重要です。
フォロワー数が増えていくことで、作品の認知度も上がっていくからです。
フォロワー数を上げていくには「#NFTGiveaway」というNFTのプレゼント企画や、「#NFT買います」企画が効果的です。
まずはたくさんの人に作品を知ってもらうように宣伝活動を頑張っていきましょう!
②コレクションやイラストにストーリー性を持たせる
次に子どものNFTで大切なのは“ストーリー性”です。
現在、特に日本のNFT市場はコレクター:クリエイターの割合が1:9か2:8ぐらいで、圧倒的にクリエイターが多いです。
つまり、たくさんのクリエイター達の中で「面白い」「可愛い」と思ってもらうことが重要です。
実際、4歳の長女のNFTは画力ではなく、そのストーリー性で購入していただいています。
Magic Ribbon:カラフルな上下対象のピラミッドを突然回転させてリボンを作った
Colorful Heart:「ハートは愛情がたくさんって意味だから」という理由でハートが大好き。ハートの中にカラフルな世界を描いた
Shouting Mandarin Orange:「食べられるのが嫌で叫んでいるだよ」と言いながら大好きなみかんを描いた
これからNFTを出品していくならコレクションのストーリー性や統一性は重要です。



子どもらしい自由な発想とストーリーを伝えることをメインにしたコレクションにして行きましょう。
③購入のハードルを下げた価格設定に
最後のポイントは「価格設定」です。
“はじめの1枚を買ってもらう”価格設定には2つのポイントがあります。
- 1,000円以内での価格設定
- Polygon(ポリゴン)での出品
特に2つ目の「ポリゴンでの出品」が重要です。
海外の富裕層をターゲットにした場合は、市場規模も大きいイーサリアムで出品するべきです。



ですが無名の子どもの場合、売り込んでもなかなか購入に繋がりません。
また、イーサリアムは購入時もガス代(手数料)がかかるため絵の価値よりも手数料の方が高い、となってしまう場合があります。
一方、ポリゴンは購入時にガス代(手数料)がかかりませんので購入のハードルが下がります。
実際、長女のNFTもイーサリアムからポリゴンに変更したことで“はじめの1枚”が売れました。
気軽に買ってもらうために、購入のハードルを下げる価格設定にしましょう。
子どものイラストのNFTが売れない理由、売るコツまとめ
今回は子どものイラストのNFTが売れない理由と、売るためのコツをご紹介しました。
子どものNFTが売れない理由は主に3つあります。
- 誰も知らないから
- 絵だけで売ろうとしているから
- 価格設定が合っていないから
これに対し、子どものNFTの“はじめの1枚を売る”コツが次の3つです。
- とにかく宣伝する
- Twitterの宣伝枠を使う
- #NFT買います企画で紹介する
- Twitterのフォロワー数を増やす
- ストーリー性を持たせる
- 画力、クオリティで勝負しない
- 面白い、可愛いと思ってもらえるストーリーを付ける
- 購入のハードルを下げる価格設定にする
- 1,000円以内の価格設定
- Polygon(ポリゴン)で出品
NFTには日々、たくさんのクリエイターが参加しているため、子どものNFTを売っていくのは簡単なことではありません。
ですが、その中でも「この絵のここがいい」と言ってくれる人はきっといますし、その人に見つけてもらえるようにすることが重要です。



はじめて1枚目が売れた時は子どもも親も本当に嬉しいものですよ。
売れないと悩んでいる時は今回の記事を参考にして、3つのコツを試してみてくださいね。
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